FREE RIDE WORLD TOUR HAKUBA 

11mの年間積雪量と11のリゾートを持つ、日本の本州に位置するリゾート、白馬。白馬バレーは70年という歴史を持つが、フリーライドは今まで全く注目されてこなかった。実際、いまだにスロープの外での滑走を許可されていないエリアもある。しかし、フリーライドにおける雪質やアクセス、スキー関連ツーリストの重要性に気づいたこと、また2020年には3度目となるFWTが開催されてきた経緯もあり、その流れは変わってきたといえる。今や世界中のスキーヤーのキーワードの一つである、Japow (今となっては誰もが知っている、日本のパウダースノーを指す言葉)。日本のスキーが持つポテンシャルやレベルの高さは世界中の熱心なスキーヤーを魅了し、今では、いつかは行きたいスキーリゾートにその名が上がるようになってきた。そういった流れは、日本のスキーリゾートがバックカントリーへの門戸を開く後押しにもなっている。FWTとしてもこの流れはありがたく、白馬での第一戦が待ち遠しい。

 

2016年、FWTにデビューしたKristoferは、その謙虚で落ち着いた性格と確立したスキー技術で、一気に人々を魅了した。デビューしたその年にAndorraのVallnord戦で優勝したことにより、Kristoferは初めてFWTを経験したルーキーというだけでなく、フリーライド界でのゆるぎない地位を獲得したといえる。怖いもの知らずで、滑らかさと正確性を持ったそのスキースタイルは、多くの人々の記憶に焼き付き、2018年のFWT総合チャンピオン獲得は、誰しもが納得の結果であった。都会の喧騒からは程遠い、スウェーデン北部の北極圏にあるラップランドで生まれ育ったKristoferは、幼少期からスキーに慣れ親しんできた。大会への出場は、遊び心のあるスタイルを身に着けてきた若い彼にとって、長年目標にしてきたもの、というわけではなかったという。山に行かない時は、セーリングやマウンテンバイク、友達とのサウナを楽しんでいるそうだ。彼のInstagramはこちらから@kristoferturdell

 

モーグルスキーヤーとして2度のオリンピックに出場し、SBMC (Scandinavian Big Mountain Championships) で3度の優勝を果たしたFWTライダー。2018年の平昌オリンピック出場後、Hedvigはモーグルからフリーライドへの転身を決意する。2020年のFWT優勝が、彼女の次のゴールである。1995年ノルウェーのオスロに生まれたHedvigは、記憶がある頃にはすでにスキーを始めていたという。その若さに関わらず、そこらのアスリートより多くのキャリア・経験を持つ彼女は、現在、スキーキャリアを積むと同時に、スイス・ローザンヌでビジネスの勉強にも勤しんでいる。しかも、勉学とアスリート生活を両立させているだけでなく、メディアチャンネルもプロレベルで運用している。最近では「Hadvig’s Way」という、HedvigのFWTへの道のりを記録した新しいショートスキームービーシリーズも制作している。彼女のInstagramはこちらから @hedvigwessel

Elisabethは世界レベルのスキーヤーというだけでなく、スイス・ジュネーブで国際関係学を学ぶ学生という側面も持っている。ヨーロッパ以外の場所でも行われるFWTのアスリートであることは、この学問領域の助けになっていることは間違いない。2019年のXtreme Verbierでの勝利などにより、Elisabethはれっきとしたフリーライドの選手だということを証明してきた。彼女は、遊び心を持った挑戦的なスキースタイルを持った本当の意味でのビックマウンテンスキーヤーである。冬の間中、様々な地形があるいろいろな場所で、どんなラインを滑るかを常に探しスキーをしている。彼女のInstagramはこちらから@egerritzen

いつも遊ぶ裏山はオーストリアの山岳地帯、という環境で生まれ育ったTaoは、幼いころから自然とスキーを身に着けていった。そんな中、自身がものすごい勢いで山を下る才能を持っていることに気づくまで、そう時間はかからなかった。4年間、FWQにおいて確実な点数を獲得してきた後、2019年にはFWT総合3位というほぼ完ぺきな結果をたたき出す。結果、今回のFWTでの注目選手の一人となっている。Taoはスキー以外でも、アドレナリンが放出されるアクティビティが大好きだ。サーフィンやマウンテンバイク、スケートなどなど・・好きが高じて、友達と一緒に庭にランプまで作ってしまったという。そこで朝のコーヒーができるまでのひと時で、一滑りできるというわけだ。彼が今年どんなことをしでかしてくれるのか・・・考えるだけでワクワクしてくる。彼のInstagramはこちらから @tao_kreibich

初めてのフリーライドの大会となった、スウェーデンのSBMC(Scandinavian Big Mountain Championships)で、Carlはコースを見失い、斜面に突っ込んだ。だが、その時彼が見つけたものは、フリーライドの大会に対する情熱だったという。その後、SBMCにも舞い戻り、昨年のFWTでも華々しい記録を残した。遊び心に溢れ挑戦的な独自のスキースタイルで素晴らしい滑りを見せ、Carlは大会に爪痕を残した。結果、今年のFWTにおいても彼は注目されるルーキーの一人とされている。天候に恵まれた日には、ゆったりとコーヒーとバナナパンケーキの朝食を取り、バックカントリーに出かける。今期のFWTで彼がどんな滑りを見せてくれるか、とても期待している。彼のInstagramはこちらから @carlregner

昨年、白馬FWQで優勝したことにより、悠はFWT出場というワイルドカードを手に入れる。FWTでは、独創的なライン選びと大きなトリックを兼ね備えた素晴らしい滑りを、人々に印象付けた。悠は雪山への大きな情熱と夢により、数年前にカナダのレベルストークに移り住むことを決意。それ以来ずっと、カナダのBC州で生活をしている。バックカントリーに行けるチャンスを最大限に生かしてきた悠は、BIGに飛ぶ方法を誰よりもよく知っている。360°の技も得意な彼は、誰の頭の上でも回ることができてしまう!フードトラックを所有していて、オフシーズンにはカナディアンロッキーを周りながら、カナダのマウンテンバイカーに向けて日本食を売っている。いつも山の近くで生活しているため、時間があれば自分のバイクで山を走り回ることも多いという。彼のInstagramはこちらから @yusasaki0223