OUR FRIENDS STORY Vol.1 渡辺洋一/写真家

 Present by  PAPERSKY

スキーに魅せられ、上質のパウダースノーを求めて、北海道・ニセコの倶知安(くっちゃん)町に移り住んだ写真家の渡辺洋一さん。羊蹄山やニセコアンヌプリなどの山々が見渡せる森の中で暮らしはじめて、もう四半世紀になる。

冬はスキー、夏は自転車。遊び方は、小さな頃から変わっていないという。「スキーと自転車に共通するのは自然の中で感じるスピード。道具をどう選ぶかも重要ですが、まずは自然を楽しむこと、それが一番です」。

真冬になると、庭には2メートルも雪が積もるニセコ。春になるとその雪が溶けて川に流れ、やがては海へと繋がる。移り変わる季節の中で、自然の循環を目の当たりにし、人間も自然の一部だという意識が強くなったという。自然の中に身を置き、日々のさまざまな変化を感じることで、その土地でしか得ることができない感性が育まれる。風土が人に与える影響は大きい。

「僕の写真は、暮らしですよ」。渡辺さんが日々撮り続けているのは、ニセコの森に暮らす生活者としての視点だ。失われつつある自然への危機感も大きい。自然を楽しむことと守っていくことは、ひとつの循環のなかにあるのだ。

<プロフィール>

渡辺洋一/写真家

1966年生まれ。北海道・ニセコ在住。写真撮影スキーガイド「ニセコウパシ」主宰。スキーや雪国の生活など、雪にまつわるストーリーを紹介する雑誌『Stuben Magazine』を2015年から発行。近著に『雪 The Essence of the Winter Forest 森』(UMレーベル)。PeakPerformance愛用歴は15年以上。