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スウェーデン出身のヤンニ・オルソンが日本で見つけた 「身近な自然に目を向けることの豊かさ」

スウェーデン出身のモデル、ヤンニ・オルソンは2015年から日本をベースに活動し、両国を行き来する生活を送る。まさに、Peak Performanceが掲げる「アクティブライフスタイル」の実践者とも言えるヤンニは、どのように日本でアウトドアを楽しんでいるのだろうか。スウェーデンのこと、日本のこと、そしてヤンニが考えるアウトドアのスタイルを伺った。

スウェーデンは山や森、湖や川といった豊かなアウトドアフィールドが広がり、同時に多様なアウトドアアクティビティが盛んな国だ。もちろん、フィールドのみならず季節に応じた自然との関わりは、PeakPerformanceのブランドにも宿っている。

「キャンプやハイキングはもちろん、カヌーやフィッシングも親しんできました。もう“やってないことがないくらい”。私の出身はヨーテボリという街で、子どもの頃から親と一緒にキャンプをしたり、兄と一緒にハイキングに出かけたりしていました」。

スウェーデンの夏休みは一般的に5週間ほどと、日本と比べると長い。多くの人たちがサマーハウスと呼ばれる夏用の別荘に滞在し、短い夏を余すことなく楽しむ。

「私たちの家族はヨーテボリから1時間ほどの場所にサマーハウスを借りていて、湖で泳いだり、釣りをしたり、森でベリーを摘んだりしていました。スウェーデンは北極圏に位置するエリアもあり、夏はあっと今に過ぎてしまいます。かならずしも全ての人が、というわけではありませんが、自然を満喫できる夏は仕事を忘れ、家族や友人たちと過ごしたいと考えているのでしょう」。

日本人にとっては憧れの的とも言えるスウェーデンのライフスタイルだが、ヤンニはなぜなぜ日本に惹かれ、活動するようになったのだろうか。

「2006年に私の兄が日本への旅行を計画していたのですが、一緒に行くはずだった友達がキャンセルになり、代わりに来たのがキッカケです。当時、日本のことはほとんど知らなかったのですが…。大阪から姫路、京都と奈良、別府と福岡、日光から東京とめぐって、すっかり日本が好きになってしまいました」。

日本の文化や歴史、多様な自然を感じたヤンニ。スウェーデンにはないアルプスのような山岳風景や、北と南の環境変化の豊かさも魅力となり、スウェーデンに戻ってから日本語を勉強。何度も日本を訪れるうちに住みたいと思うようになったという。

スウェーデンであらゆるアウトドアに触れてきたヤンニにとって、日本ではどのようにアウトドアを捉えているのだろうか。

「友達と富士山に登ったのですが、夜中から歩き始めて山頂で朝日を見て、すっかり登山の楽しさにハマってしまいました。それから日本人の友達に山梨の山に連れて行ってもらったり、登山やハイキングを楽しむようになりました。

スウェーデンは人口が少なく自然のなかでも人はまばらですが、日本は山にも人がたくさんいてびっくりしました。登山文化がとても盛り上がっていることを知り、山への興味が強くなっていきました」。

現在東京に暮らすヤンニ。日本ならではの自然を求め遠くへ出かけることも多いというが、コロナ禍においてはあらためて身近な自然に目を向けることの大切さに気づいたのだとか。

「都内では自転車を使って移動することが多く、二子玉川や用賀の砧公園、羽田空港の方まで走って行くことも。自転車で走ってみると、東京にもたくさん緑があると気づきます。電車や車だとなかなか見えないですよね。公園が多いのも東京の魅力だと思います。仕事の合間に、ガスバーナーとコーヒー、ブランケットを持って公園でリラックスしています」。

アウトドアへ出かけようと思っても、しっかり準備しなければと気が張り、フットワークが重くなってしまうこともあるだろう。しかし、ヤンニが東京で実践するように、必要最低限のアイテムだけを持ち、身軽に出かけてみるのもいいだろう。

「イケアでシナモンロールを買って、ボトルにコーヒーを入れて持って行くだけでOK。スウェーデンでは本当に身近に自然があったので、仕事が終わったらそのまま遊びに出かけていたんです。もっと身近な自然に目を向けてみてもいいのではないでしょうか? 普段の生活に自然を持つことはとても豊かなことだと思うんです」。

SNSの投稿からは、常にアクティブに自然へと出かけている様子が伝わってくる。夏はサーフィン、冬はスキーと、マルチにアウトドアを楽しむヤンニの好奇心は尽きることがない。

「夢は、バンで日本中を旅すること。まだまだ知らないことばかりですが、日本の素晴らしい自然や文化をもっと楽しみたいんです」。

*プロフィール

ヤンニ・オルソン

Janni Olsson

スウェーデン・ヨーテボリ出身の女優、タレント、モデル、レポーター、アウトドアコラムニスト。スウェーデン語、英語、日本語の三か国語を操るトリリンガル。幼いころからのアウトドア経験を活かし、飾らず自然 を楽しむ様子からついたニックネームは「スウェーデンのアウトドアガール」。山登り、ハイキング、ボルダリ ング、サイクリング、そしてカヌーなど体を動かすことが得意。趣味が高じ、温泉ソムリエの資格も取得。

 

Photo, Text / Kousuke Kobayashi