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Performance Redefined – Benni Allan

BENNI ALLAN
ロンドンの自宅から職場までの30分のサイクリングを始めたBenni Allan(ベニ・アラン)。彼はその時間の中で自由を感じている。建築家とデザイン講師としての顔を持つアラン。自身の身の回りにあるあらゆるパーツをつなぎ合わせていくことが、彼の現在の指針になっていると言う。

 

MEET BENNI:
A BIKING ARCHITECT
毎週欠かすことなく160キロ以上を移動するスペイン生まれのクリエイティブな建築家、アランは「ロンドンには“新しい何かを求める好奇心”を満たす独特なエネルギーがあるんだ」と言う。「アートやファッション、音楽に食文化とあらゆるジャンルの情報がここにはある。僕の場合は週末やウィークデイの仕事帰りにこまめに街へ出かけて最新の展示やギャラリーを探しているよ」

 

アランは元々学業のためにイギリスに移住した。その後Manchester(マンチェスター)でセミプロとしてサッカーを続けた後、4年前にロンドンに拠点を移してCamden(カムデン)の建築会社に就職した。街に暮らす他の若者たちと同様に、アランもアクティブなライフスタイルを重要視していて公共交通機関をほとんど使わない。「僕のエクササイズと移動手段のメインはサイクリングだよ」と彼は言う。「街中のあらゆるエリアでいろんなことを発見するのが大好きなんだ。自転車がない生活は考えられないね。」

アランにとって、サイクリングは単なる体型維持のためだけでなく、日々を変化する都市とつながり、知る手段でもある。「ロンドンは、他の都市とは全く違う性質を持ったさまざまな建築物が多く存在するんだけど、その組み合わせが素晴らしいんだ。自転車移動のおかげで、大好きなそれらを見られるルートを自分で選べるんだ。」そんな時のウェアはとても大切で、アランはそのアクティブなライフスタイルを、より心地よく過ごすために着るモノを選んでいる。「仕事にも着て行けてフィット感や動きやすさのバランスも重要だね。どちらのシーンでも馴染むものを選んでいるね。シンプルなスマートカジュアルウェアだったり、サイクリングの後そのまま会議に出られる服だったり、だけどそのまま夜遊びにも行ける服…そんな服が好きなんだ。」

毎日、往復60分間の通勤時にサイクリングをすることで、アランは日々溜まる都会でのストレスを和らげエネルギーチャージをしている。「サイクリングの後はエネルギーが満ちてきてよりクリアな感覚を得られるんだ」と彼は言う。 「Greenwich(グリニッジ)大学で教鞭をとっているのだけど、Bethnal Green(ベスナル・グリーン)南部にある自宅から、カナリー・ワーフ(Canary Wharf)とドックランド・エリアを通る地域には、驚くほどのビル街と工業地帯が続いていて、ここをサイクルするのはとても楽しいんだよ。」こういうことが、忙しない都会の中でサイクリングをする価値でもあり、喜びでもある。頭を下げてペダルをこぐことは簡単だけど、実際にロンドンを最大限に活用するには、周りで起こること全てにアンテナを張り、心をオープンにしておく必要があるのだ。

結局のところ、アランが信じるように、街はいつもそこで活動する人々によって形づくられている。 「建築家として、そういった人たちに物語や意味を提供し、クオリティの高い経験が出来る場所を作っていきたいと思っている。今日僕たちが直面しているのは変化し続ける社会の中で起こっている身近な事柄や環境問題などがある。それらに懸念を抱きつつ個としてもソーシャルとしても常に社会に接点を持ち関わって行きたいと思う。」