Sustainable Project

PeakPerformanceは、気候変動問題に対していちはやく目標を設定し、取り組みを行なってきました。近年は、私たちメーカーだけでなく素材を製造する工場や縫製工場、流通、販売店舗など、サプライチェーン全体が関わる問題であると捉え、施策を行なってきました。そして2020年、PeakPerformanceは創業以来はじめてとなる「サステナビリティパフォーマンス報告」を発表。環境問題の解決には情報の透明性が大切であると考え、サプライチェーンの数値とサステナビリティ上の取り組みを公開しています。

さらに、昨年からサーキュラー・エコノミー概念に重心を置いたサステナビリティ活動を推し進めてきました。環境負荷が少なく、サステナブルな循環型社会の実現のため、デザインと商品チームは日々アイデアを出し合い、プロダクトそのものの改善とメーカーとしてのあり方を模索してきたのです。アウトドアを舞台とするブランドとして、社会に対し、環境に対して、長期的に貢献できるよう取り組んでいきたいと考えています。

 

 

2019 サステナビリティ報告ハイライト

欧州のアパレル協会や環境NGOが主導するプロジェクト「欧州衣類アクションプラン(European Clothing Action Plan)」に参画しています。2019年は、PeakPerformanceが扱う製品のうち55%の原料をサステナビリティ素材に置き換えることに成功。二酸化炭素の排出量を12.9%削減、水の使用料を34.5%カットするなど、プロジェクトの目標を達成することができました。しかしこれらは循環型社会の実現に向けた一歩にすぎません。さらに高いレベルでの取り組みを行なっていきます。

 

 

SUSTAINABILITY MILESTONES

 

2007年

・MFORI/BSCIに参画し、社会的コンプライアンスと改善プログラムの推進をスタート。

 

2009年

・スウェーデンにおける危険な化学物質の排除を目的とする専門家フォーラム・Kemikaliergruppenの一員となる。

 

2014年

・HIGGインデックスを使用してブランドパフォーマンスの測定を開始。

 

 2015年

・水資源の節約のため、スキーのカテゴリー内でDrydye™の使用を試験的に行う。

 

2016年

・ダウン商品のためRDS(Responsible Down Standard)と連携。

・European Clothing Action Plan Projectに参加。

 

2018年

・抗菌処理方法の全面排除に取り組む。

・持続可能な開発目標として、「気候変動対策のための国連ファッション憲章」に署名。

・レザーやリアルファーの使用を停止。

 

2019年

・初となるサステナビリティ報告をローンチ。

・「Argon-インシュレーションジャケット」がリサイクル再生イノベーション商品としてISPO GOLD awardを受賞。

・循環原則を特定し、単独で製品のマッピングを開始。

 

 

 

SUSTAINABLE FASHION ACADEMY

PeakPerformanceは、スウェーデンのファッションチェーンであるKappAhl、H&Mとともに「スウェーデン・テキスタイル・イニシアチブ・フォ・クライメイト・アクション(STICA)」を立ち上げ、様々な行動を通じて2050年までに気候変動問題を中心とするサステナビリティ対策をさらに推し進めます。主な目的は、「国連気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)」で規定された綱領に従い、スウェーデンのアパレルと繊維業界から排出される温室効果ガスの削減。そのためのコミュニケーションの場を設け、ノウハウの共有、コラボレーション企画、報告などを多岐にわたって行なっていきます。

加えて、STICAでは2030年までに気候影響を30%減少させることを目標とした国連の「ファッション業界気候行動憲章」の提言に応じることを決定。3社を軸にスウェーデン繊維企業とともに温室効果ガスの排出対策や業界革新に対する会話を行います。研究によると、過去の7年間にスウェーデンの繊維業界が排出した温室効果ガスは27%も増えており、ブランドのみならずリテーナーやサプライヤー、ディストリビューション、エンドユーザーまでが一丸となって立ち向かう課題となっています。PeakPerformanceは自然と環境を守るために、さらなるサステイナブルな社会の実現へと取り組んでいきます。

 

 

text/Kousuke Kobayashi